リーガルエコノミクス学科の学び

法律の知識と経済学の思考をあわせもつ能力は、公的機関や金融業を中心に多くの分野で重視されています。
2年次からの「行政・公共政策」と「市民・ビジネス法」の2つの履修分野で学びを深め
実務家を招いた授業を通して専門性を高めていきます。

リーガルエコノミクス学科

経済学と法学の複眼的思考力を養い
リーガルマインドを持った職業人へ。

学びのキーワード

経済学と法学、2つの観点から物事を捉える

経済学と法学、2つの
観点から物事を捉える

複雑化する現代社会では、公的機関(国・地方自治体)、金融機関、ビジネス分野を中心に経済学・法学の視点や価値観が重視されています。本学科では経済学の専門知識と、それをいかすための法学を学び、さまざまな課題に対応できる複眼的思考を持った職業人の育成をめざします。

実務家を招いた実践的授業で現場を知る

実務家を招いた
実践的授業で現場を知る

さまざまな実務家から直接講義を受けることができるのも本学科の特長です。熊本県警察の警察官による授業や、裁判官・裁判所書記官による特別講演、自治体に勤務する公務員の講話など、現場の息づかいを感じられる機会を設けています。

公務員に高い合格実績を誇る

公務員に高い
合格実績を誇る

本学科は、卒業生の就職先の約2割を公務員が占めているのが特長です。公務員試験に対応した「公務員コース」を選択することもできます。官公庁や警察、消防などに多くの学生が就職しており、2020年度は19名が現役合格。また、公民・社会の教員免許取得が可能です。

リーガルエコノミクス学科の学び

分野×コースで実務・実践を指向し専門性を高める

2年次で行政・公共政策分野と市民・ビジネス法分野のどちらかに進みます。
コース演習では分野をまたいでプラスαの実践力を磨き、総合的思考力を身につけます。

経済学科の学び

元裁判官に学ぶ法文の読み解き方

裁判官を退官した教員から、法令の解釈・適用など、判例や実際の裁判の経験をもとにその論点を噛み砕いて学ぶことができます。法令を扱う公的業務はもちろん、契約といった法の運用に関する知識は実社会で大いに役立ちます。

資格取得等

公民・社会の教員免許取得が可能。経済・情報・法律系の資格取得を奨励。

取得できる免許・資格

  • 高等学校教諭一種免許状(公民)
  • 中学校教諭一種免許状(社会)
  • 司書
  • 司書教諭 ほか

取得や受験を支援している資格・検定

  • 法学検定
  • ビジネス実務法務検定
  • 行政書士
  • 宅地建物取引士
  • 経済学検定試験(ERE)
  • ITパスポート

就職実績 (過去3カ年の実績より一部抜粋)

  • 国家公務員一般職(農林水産省)
  • 国家公務員一般職(厚生労働省)
  • 財務省国税庁(国税専門官)
  • 熊本県(行政・教育行政・警察行政)
  • 熊本県警察
  • 警視庁
  • 熊本市(事務職)
  • 大分市(消防職)
  • 那覇市(行政)
  • 社会保険診療報酬支払基金
  • (独)高齢・障害・求職者雇用支援機構
  • (独)国立病院機構 九州グループ
  • 積水ハウス(株)
  • 三井住友信託銀行(株)
  • (株)肥後銀行
  • 熊本県信用保証協会
  • 熊本第一信用金庫
  • 富田薬品(株)
  • 富士フイルムビジネス
    イノベーションジャパン(株)

学びの流れ

一年次 初年次教育、語学教育、情報教育を通して
コミュニケーション力を形成し、幅広い知識を身につける。

  • 法学入門

    法学入門

    法学とはどのような学問なのか、社会にはどのような法があり、どう用いられているのかを学びます。細かく分類され、社会規範として機能している法律に個別に触れながら、その体系や全体像を把握します。

2年次民法、行政法などの基本を学んだ後、各人が
選んだ分野において専門的に学ぶ。

  • ゲーム理論

    ゲーム理論

    現代の複雑な社会問題の構造やルールを学ぶために欠かせないゲーム理論。人の⾏動パターンを戦略的に理解し理論的に解き明かすことで、さまざまな法制度設計を考えられるようになります。

  • 刑法

    刑法

    犯罪と刑罰の一般的な原理を考察しつつ、個々の犯罪の成立要件についても考え、刑法の基礎を修得します。理解と関心を深めるため、著名な事件の判例についての研究も行います。

  • 民法Ⅱ・Ⅲ

    民法Ⅱ・Ⅲ

    物権法、債権総論に関する基礎的な理論を学びます。民法が現代的課題にどう対応しているかを判例・学説から探り、その課題に対する特別法の内容についても理解を深めます。

  • 法と経済学

    法と経済学

    会社法と企業行動を、法と経済学の観点から学びます。経営者の行動と企業価値の関係を通して会社法を理解するほか、敵対的買収やMBO(経営陣買収)などの役割を知り、現代ビジネスの特徴を修得します。

3・4年次各分野で専門的な知識やスキルを修得し、
卒業論文を通して独自性ある思考力、
総合力、表現力を身につける。

  • インターン実習

    インターン実習

    市役所や県庁、県警をはじめとする官公庁での就業体験を通じて、現実の社会を知り大学での学びへいかす体験型授業です。事前指導では、ビジネスマナーやパソコン操作のスキルも習得します。

  • 警察活動の理論と実務

    警察活動の理論と実務

    治安情勢や警察活動の重要性について理解するとともに、犯罪や事故に巻き込まれないための行動を学びます。身近に潜む犯罪や事故を認識し、安全・安心な社会実現に向けての意識を高めます。

吉川ゼミ

ゼミ現役生×教員 〜リーガルエコノミクス学科の学びとは?〜

時事問題をテーマに考察。
自分の成長を実感しています

リーガルエコノミクス学科 4年萩元 伶南熊本県/熊本西高等学校出身

テレビのニュースや新聞で話題になっている「いま、社会で起きていること」を、経済学と法学を用いながら研究できることが最大の魅力です。最近では緊急事態宣言下での法規制と経済活動の両立、GAFAをはじめとするプラットフォーム規制※といったテーマを議論。物事を多角的な視点で捉える力が向上し、現実の問題について主体的に考えられるようになったと実感しています。

※GAFA(Google、Amazon、Facebook、Apple社の4大IT企業)に代表されるプラットフォーマーを対象に透明性、公平性のある取引を求める規則

知的好奇心を持って
自分の頭で考える力を伸ばして

リーガルエコノミクス学科浪本 浩志 准教授

経済と法規制をテーマに、学生の関心を引きやすい時事的なトピックを取り上げ議論を深めます。現実に起きているさまざまな事柄への知的好奇心こそが主体的な学びの原動力です。大学にある豊富なリソースを活用しながら、ゼミをはじめとする活動に積極的に参加して、社会や自分を知る機会を増やしてもらいたいですね。

カリキュラム

(2021年度入学生適用)

※ このほか、放送大学との単位互換科目や、教職課程に関する科目などがあります。

  • 必修科目
  • 選択必修科目 行政・公共政策分野
  • 選択必修科目 市民・ビジネス法分野
  • 自学科開設選択
  • 他学科開設選択

ゼミテーマ
飯高ゼミ 情報社会論の古典から読み解く現代情報社会
井上ゼミ 企業・行政機関の活動にかかわるビジネス法の研究
金子ゼミ 財政学・地方財政論の基礎の修得と自治体財政分析
長友ゼミ 社会における「正しさ」および「善さ」について
山口ゼミ 主として刑事法に係る論点、判例の考察
岩橋ゼミ 行政法・地方自治法に関する判例研究
甲斐ゼミ 契約法・不法行為法に関する判例研究
金原ゼミ 憲法に関する重要判例を素材とした判例研究
熊谷ゼミ 法学と経済学の結合、『法と経済学』
浪本ゼミ 経済活動に対する公的規制、経済法に関する判例研究

※ 年度により変更になる場合があります。

現役生Voice

物事のとらえ方は複数。法学と経済学両方の目を養う

物事のとらえ方は複数。
法学と経済学両方の目を養う

山中 幸香リーガルエコノミクス学科3年
熊本県/東稜高等学校出身

「法と経済学Ⅱ」は会社の設立や運営・管理について定める会社法と企業統治の問題を学びます。実在する株式会社を例に挙げて学習し、どのようなルールのもとで円滑な経済活動を実現しているかを分析。法といえば“ 規制”ととらえられがちですが、よりよい社会を実現するためになくてはならないものです。物事を複数の視点でとらえることができるようになり、卒業後の進路についても同じように幅広い選択肢を持って臨みたいと考えています。

山中さんの2年次 秋学期授業時間割
1 法と経済学Ⅱ 民法Ⅲ・Ⅳ ミクロ経済学 経済政策
2 図書・図書館史 民法Ⅲ・Ⅳ
3 演習Ⅱ 中国語Ⅳ B 行政法Ⅱ 心理学Ⅱ
4 情報資源
組織演習B
財政学 情報サービス
演習
財政学
5

卒業生Message

幅広い価値観・視点を学んだ4年間。市民に信頼される職員になりたい

幅広い価値観・視点を学んだ4年間。
市民に信頼される職員になりたい

就職先:熊本市(事務職)

藤田 一晴 リーガルエコノミクス学科(2021年3月卒業)熊本県/第一高等学校出身

高校生の頃の区役所での職業体験をきっかけに公務員をめざすように。公務員試験に必要となる法律系科目と経済系科目を両方学べる本学科に進学しました。またゼミでは社会問題に対して深く掘り下げていくグループディスカッションを通じて、自分の意見を伝える力が向上したことを実感。より目標に近づくことができました。「世の中にはさまざまな価値観や視点がある」という考え方を大切に、市役所に来庁されるいろいろな背景を持った方に対しても、一人ひとりを尊重して応対できるようになりたいです。